今日、何だかとってもすっきりしない事件が。
仕事からの帰り道、
2人のストリートチルドレンから”Chie"と声をかけられました。
数人のストリートチルドレンは私の名前も知っているし、
仲のいい子はいるけど、彼らはあんま知らん顔。誰だ?
ちょっと歩きながら話していると、
私がフレンドオブストリートチルドレン(参照”偶然”)で教えた歌を歌いだしました。
日本語のしかもマイナーな歌だから、彼ら以外知っている人はいないはず。
ということは、彼らはセンターから逃げて来た子だ。
今日はどこで寝るの?って聞いたら、ユアハウスって。
確かにめっちゃついてくる、このままだと本当に家に来てしまうな〜と思ったので、
ムリだよって答えると、じゃセンターに戻る、一緒に行こうと言われました。
ちょっと遅いし、ベンバ語もそこまで聞きとれてないし、でもこのままではどっちにしてもまずいので、
Tuleya ku Kawama、一緒にセンターまで帰ることにしました。
ミニバス代を払ってあげちゃったけど。ミニバスじゃなければ歩くって言うし。
一緒にミニバスステーションまで歩いていると、
通りすがりの大人から、マダム、その子達はストリートチルドレンだよ、何やってんの?って声をかけられます。
ストリートチルドレンと一緒にいるときは、たいていそんな声が聞こえてきます。
そんな声は無視して、彼らの背中を押して進みました。
何かこの子ども達を守らなければって正義感満々で。
ミニバスステーションには、たまたま仕事帰りのうちのボスが。
彼のバスがちょうど出発したところで、
私を見つけて、どこに行くんだ?って窓越しに聞いてきました。
時間も遅かったし、かなり心配してくれている様子。
カワマ(行き先)と答えたけど、
そのままバスは止まることなく、行ってしまって事情を説明できず。。
ミニバスの中で、彼らにいろいろ話を聞いていると(ベンバ&英語なので推測も含むけど)、
両親が死んで、ストリートチルドレンになった。
で、センターに入って生活していたけど、けんかがあって逃げて来たとか。
タウンでは、ノートを2冊、学校のために買ったんだって見せてくれた。
最初からセンターに帰りたかったんだと思います。勝手に私がそう思い込んでるだけかもしれないけど。
お金も全く持たずセンターから出て来たはずで、
何日間か路上で生活しながら、物乞いをしながら貯めたお金で、ノートを学校のために買ったって。
ミニバスの中ではずっとラジオから流れてくる歌を口ずさんでいます。
センターが近づくと、もうすぐセンターだって言って少し緊張と嬉しさが混ざったような様子。
ちょうど私が、帰るきっかけになったんだと思います。
バスステーションに着くと、そこでボスが待っていてくれていました。
センターとボスの家のバスステーションが同じカワマってところで、
そこで、やっと事情を説明できました。
ご心配をおかけしてすいません。
センターに着いてスタッフに事情を説明。
1人は確かにここから逃げて来た子。
ただ、もう一人はここの子ではなく、簡単にはセンターで預かることができないとのこと。
とりあえず、今日はここで預かって、明日手続き的なことや政府への登録などをすることになるらしい。
2人ともセンターから逃げて来た子なのかと思って連れて来てしまった。
正義感満々で連れて来てしまったけど、なんだろう。
あれ?もう一人の子は、本当にここに連れて来て良かったのかな?
ここに来たかったのかどうかもちゃんと聞かずに連れて来てしまったな。
良かったのかな?
あんま良くなかったのかな?
どっちにしても、この子にとって大きな変化点を私が勝手に作ってしまった。
ここから先は、私の手の及ぶ範囲ではないし、もう一人の子はどうなっちゃうんだろ。
いいことをしてると思ってセンターに向かっていたけど、
わからない、もやもやしています。
もう一人の子の明日が、これで良くなればいいんだけど。。。
(日本からの友達とのリビングストン、ボツワナ観光の様子はまた今度)