2010年7月30日金曜日

もやっと事件

今日、何だかとってもすっきりしない事件が。


仕事からの帰り道、

2人のストリートチルドレンから”Chie"と声をかけられました。

数人のストリートチルドレンは私の名前も知っているし、

仲のいい子はいるけど、彼らはあんま知らん顔。誰だ?


ちょっと歩きながら話していると、

私がフレンドオブストリートチルドレン(参照”偶然”)で教えた歌を歌いだしました。

日本語のしかもマイナーな歌だから、彼ら以外知っている人はいないはず。

ということは、彼らはセンターから逃げて来た子だ。


今日はどこで寝るの?って聞いたら、ユアハウスって。

確かにめっちゃついてくる、このままだと本当に家に来てしまうな〜と思ったので、

ムリだよって答えると、じゃセンターに戻る、一緒に行こうと言われました。

ちょっと遅いし、ベンバ語もそこまで聞きとれてないし、でもこのままではどっちにしてもまずいので、

Tuleya ku Kawama、一緒にセンターまで帰ることにしました。

ミニバス代を払ってあげちゃったけど。ミニバスじゃなければ歩くって言うし。


一緒にミニバスステーションまで歩いていると、

通りすがりの大人から、マダム、その子達はストリートチルドレンだよ、何やってんの?って声をかけられます。

ストリートチルドレンと一緒にいるときは、たいていそんな声が聞こえてきます。

そんな声は無視して、彼らの背中を押して進みました。

何かこの子ども達を守らなければって正義感満々で。


ミニバスステーションには、たまたま仕事帰りのうちのボスが。

彼のバスがちょうど出発したところで、

私を見つけて、どこに行くんだ?って窓越しに聞いてきました。

時間も遅かったし、かなり心配してくれている様子。

カワマ(行き先)と答えたけど、

そのままバスは止まることなく、行ってしまって事情を説明できず。。


ミニバスの中で、彼らにいろいろ話を聞いていると(ベンバ&英語なので推測も含むけど)、

両親が死んで、ストリートチルドレンになった。

で、センターに入って生活していたけど、けんかがあって逃げて来たとか。

タウンでは、ノートを2冊、学校のために買ったんだって見せてくれた。


最初からセンターに帰りたかったんだと思います。勝手に私がそう思い込んでるだけかもしれないけど。

お金も全く持たずセンターから出て来たはずで、

何日間か路上で生活しながら、物乞いをしながら貯めたお金で、ノートを学校のために買ったって。

ミニバスの中ではずっとラジオから流れてくる歌を口ずさんでいます。

センターが近づくと、もうすぐセンターだって言って少し緊張と嬉しさが混ざったような様子。

ちょうど私が、帰るきっかけになったんだと思います。


バスステーションに着くと、そこでボスが待っていてくれていました。

センターとボスの家のバスステーションが同じカワマってところで、

そこで、やっと事情を説明できました。

ご心配をおかけしてすいません。


センターに着いてスタッフに事情を説明。

1人は確かにここから逃げて来た子。

ただ、もう一人はここの子ではなく、簡単にはセンターで預かることができないとのこと。

とりあえず、今日はここで預かって、明日手続き的なことや政府への登録などをすることになるらしい。


2人ともセンターから逃げて来た子なのかと思って連れて来てしまった。


正義感満々で連れて来てしまったけど、なんだろう。

あれ?もう一人の子は、本当にここに連れて来て良かったのかな?

ここに来たかったのかどうかもちゃんと聞かずに連れて来てしまったな。

良かったのかな?

あんま良くなかったのかな?


どっちにしても、この子にとって大きな変化点を私が勝手に作ってしまった。

ここから先は、私の手の及ぶ範囲ではないし、もう一人の子はどうなっちゃうんだろ。


いいことをしてると思ってセンターに向かっていたけど、

わからない、もやもやしています。

もう一人の子の明日が、これで良くなればいいんだけど。。。



(日本からの友達とのリビングストン、ボツワナ観光の様子はまた今度)

2010年7月16日金曜日

2度目のリビングストンへ

明日から再びリビングストンへ行ってきます。

日本から友達が遊びにくるので、一緒に観光です。
今回は、ボツワナにもちょっと足を踏み入れます。

そんなわけで、今日はルサカで中休み。

でも、こっちでも仕事、しています。
ある活動を一緒にしていこうと思っている団体へ打ち合わせとユースに会いに。

2010年7月12日月曜日

イベント無事終了


JOCV40周年記念イベント、いい出来で終了しました。

七夕に絡めて、
「ザンビア人と日本人と一緒に
これからもより良い将来を共に願う」
という、いい形ができたのではないかと思います。

成功って言っていいと思うけど、
まだこっちに来て半年だから、いい出来としておきます。
まだまだやれる事たくさんあるし。

でも、自信になりました。とっても。
そりゃーもちろん、本音を言えば大変だったけど。

たくさんの人のヘルプ、そして運もあって
このイベントがこうしていい出来で終了できたと思います。
ユースもめっちゃがんばってくれたし、子どもも歌ってくれたし、
イベント中に泣いてしまったからね、私。

上手い事、全てを書ききれないので、とにかく「良かった」って書いときます。


今、私の家にはたくさんの願い事が書かれた短冊があります。
ザンビア人に七夕の趣旨が伝わるかな〜って心配していたけど、
みんな将来の夢を書いたり、ザンビアの将来を書いたり、
中には夢を書けと言われて「Dream」と書いてる人もいたり。

燃やして、織り姫と彦星のもとに届けられないけど、
私たち日本人ボランティアがザンビア人の望んでいる事の手助けができたら。

2010年7月3日土曜日

気付いたら7月

7月といえば七夕。

七夕と協力隊ザンビア派遣40周年を記念したイベントを来週末やります。

今は、その準備で忙しくしています。
昨日は、3度足を運んでようやく市役所から
イベントで使う場所の許可と市長のゲストとしての出席の返事をもらえました。

ま、日本で仕事を進めるのと同じっちゃ同じだけど、
話を通すのにレターが必要だったり、
全てがスローペースだったり、
メールとかないから、直接自分で足を運んで確認したり、
たまに約束を忘れられたり、
ザンビアで仕事を進めるのは、日本でするのの倍以上のパワーが必要です。

プラス、七夕用に「織り姫と彦星」の劇をユースと練習中。
結構、本格的にやってくれているけど、
なかなかメンバーが全員揃って練習できる時間がないし、
というか時間に遅れてくるしで、どうなるかな〜。
プラス、幼稚園児に「ささのはさらさら〜」の歌を教えています。
本当に落ち着きのない子どもたちだから、舞台の上でしっかり歌えるのかな〜。

とはいえ、日本人ボランティア、そしてYMCAのユースや同僚、
いろんな人に協力してもらって進めているので。

そんな協力してくれている人に楽しんでもらえるようなイベントにしなきゃ。
短冊にみんなで願い事を書いて、ちょっと明るい将来のことを考えてみたりなんかできるイベントにしよう。

2010年7月1日木曜日

子どもの...

毎週水曜日にいっているWusakile YMCAの幼稚園の近くには

棺を作っている工房があります。


そこでは、毎日棺を作っていて、

大人の棺と同じくらいの数の

小さな小さな棺がたくさんあります。


It means quite a few children die every day.

It makes me sad.


自分の知っている子が亡くなったっていうのはまだ体験していないけど、

身近な人のお姉ちゃんが死んだとか、友達が死んだとか、母親が死んだとか

そういう話はたくさん聞きます。

ここでは死が日常です。