2010年1月29日金曜日

任地訪問 〜お家編〜

任地訪問のもう一つの目的は、自分の家を見てくること。


これから2年間生活するスペースだから、いろいろ期待?して見に行きました。

たかが2年されど2年だからな。


家も配属先が用意することになっています。

私の場合は、2つの選択肢がありました。


1つ目は、配属先から歩いていける距離にある小さな家。

同じ敷地内に大家さんとザンビア人の女子大生が住んでいます。

大家さんは日本好きで柔道や少林寺拳法を習っているらしく、警備員としても万全です。

ただ、後々この人の付き合いするのも面倒くさくなりそう!?

緑茶が好きらしいんだけど、私持ってきていないのでぜひ送って下さい。

肝心の家は、すっっっっごく小さい!

東京のワンルームよりも悪いかも。

他のメンバーの誰よりも狭い家になりそう。

トイレとお風呂とベッドとクローゼットがあります。が、小さい。

キッチンはちっちゃな机一つだけ。シンクはない。

ままごとのようです。

というかキッチンはないのに、これキッチンだよって言われました。

そんな感じのお家です。


2つ目は、遠くてとても歩いてはいけないところにあるけど3つ部屋があるお家。

こっちはセキュリティ的にも良くなくて、遠いし。

でも、すごく家自体はいいんだよね。とっても。


惜しいけど、1つ目の家になるのではないかと思います。

ちゃんと家、整備されて引き渡してもらえるといいけど。

任地訪問 〜配属先編〜

1月25日〜28日は任地訪問ということで、配属先があるキトウェへ行ってきました。

この任地訪問では配属先の概要を知ること、これから2年間の活動内容を確認するというのが目的でした。


私の配属先はキトウェのYMCA。

この任地訪問の間はYMCAのホテルに泊めさせてもらいました。

YMCAオフィスのあるタウンからちょっと離れていたので送り迎え付きで。

しかも昼食代も夕食代もYMCA持ちになっていました。

そんなボランティアにお金出していただかなくても…。


YMCAの建物は1階がお店(貸店舗)2階がオフィスと教室になっています。

裏にはホールと前任者がJICAの支援を使って作ったバスケットコートがあります。


ここでは幼稚園教諭、調理師、洋裁、ソーシャルワーカーのクラスを開いています。

夕方になるとバスケットやチェスやテコンドーやボクシングをしに若者たちが集まります。

また、3つの支部がタウンから離れた低所得者の住む地域にあり、

そこで幼稚園を開いていたり、若者がミーティングをしたりしています。


私のポジションはYouth Development Coordinator というものだそうです。

仕事内容は大きく分けて5つ。

(1)Youth & (2)Child development activities

(3)Youth Meetingへの参加とキャンプの実施

(4)幼稚園教諭クラスの指導

(5)HIV/AIDS啓発活動


(1)は、バスケットボールやチェスなどのアクティビティのサポート(試合を組んだりとか)

(2)は、支部に行って幼稚園の先生のように読み書き・音楽・絵画などを教える

(3)毎週火曜日にユース(次世代リーダー)がミーティングを開きイベントやキャンプについての話し合いをするので、それに参加し一緒に活動&サポート

(4)幼稚園教諭クラスで図工・美術などを教える

(5)HIV/AIDS関連イベントの実施、ピアエデュケーション活動の実施

そんな感じでYMCAがやっている活動に幅広く関わっていくのが私の仕事になっていきそうです。


今回、行って一番興味を持ったのが(2)の仕事。

街から離れた電気も水道もないところに行って、そこの子どもたち(孤児も含む)と活動する。

視察に行ったときに子どもたちがたくさんいてわぁーってたくさん集まってきました。

やりたかったことの一つだ。

(3)のキャンプは一応ワークキャンプのような感じで、キャンプの最中に勉強会を開いたりしてるみたいだけど、

NICEのワークキャンプとはちょっと違う。何ならワークキャンプを提案するのもありだな…と思ってみたり。


少しずつ自分のやることがわかってきたけど、2年間で何が残せるのかな。

協力隊を受け入れることって実はすごくお金かかるし、

配属先にとっては面倒なことだよな〜と今回訪問して感じました。

協力隊を受け入れることって何がメリットなんだろう。

必ず何かしら貢献できるようにがんばりたいなぁ。

2010年1月22日金曜日

先輩隊員活動視察 〜活動内容編


先輩隊員はチパタでの体育の普及を目的とした組織に所属し、チパタ近辺の学校を巡回して体育の授業をしています。

今はヒルサイドベーシックスクールのG46の体育を担当しているそう。日本で言えば小46年と言ったところ。


2日間で体育の授業を3コマ先輩隊員と一緒にやりました。体力テストと縄跳び。

子どもたちは並ぶとか、グループに分かれるとか、めちゃくちゃでまとめるのが大変。

走るとか、側転とか、宙返りとかすごく上手だけど、縄跳びはあんまり上手ではなかったな。

ただアクロバティックな動きは半端じゃなくすごかった。ひねりを加えた宙返りとか。体操の選手になれると思う。


今回実際に現場に行ってみて、日本と違ういろんな面を知ることができました。

ザンビアでは体育や美術、音楽と言った授業は重要視されておらず、先生も時間割には入っているものの、体育の時間を潰して英語や国語をしてしまっているそうです。

だから、体育の授業の前に教室まで行って、体育の時間ですよと先生に言わなければいけない状況だそうです。

体育の授業以外にもザンビアの先生がやっている英語の授業等にも参加させてもらいました。教科書は1クラスに数冊しかなく、教科書をノートに写すだけで授業時間が終わってしまいます。先生もほぼ授業をせずに終わっていました。

また、学年ごとに学校の時間帯がずれていて、授業を待っている子ども、授業が終わって暇な子どもが廊下やグランドでざわついています。午前中3時間だけとか午後3時間だけとかで1日の授業が終わりといった感じなので、暇を持て余しています。

そんなザンビアの教育現場がわかったところで、自分の配属されるYMCAの存在意義がわかってきた気がします。子どもの遊び場、自分を表現できる場を提供できたらいいなと思います。

先輩隊員活動視察 〜移動編

任地訓練の中に先輩隊員活動視察というものがあります。

自分と似た職種の先輩を訪問し、活動を一緒にしてくるというもの。

私はルサカからバスで6〜8時間ほど離れたチパタという町にいる体育隊員の先輩の活動を見てきました。


ルサカのバスステーション、インターシティーからチパタ行きのバスはたくさんの会社から出ています。行きはジョルダンモータース、帰りはジョハビーコーチサービスに乗りました。

バスの中は、ノリの良い音楽がずっとかかっています。

バスから見える景色は、一面緑。たまに村。たまにマーケット。そんな感じです。

町から離れた村は本当に小さな家がポウポツとあり、電気も水道もない暮らしをしていそうでした。

一泊二日くらいこういうお家にホームステイしてみたいな!


帰りのバスの中で、ファンタのサービスがありました。

配られたはいいものの、瓶の栓抜きないから、飲めないじゃんって思っていたけど、

歯で開けれるようになりました!

また、一歩逞しくなってしまいました。

2010年1月16日土曜日

ベンバ語訓練中


私の配属される地域ではベンバ語(Ichibemba)が話されています。

ほとんどの人が英語を話せるのですが、やっぱり現地語が話せると受けも良い、仕事もしやすいということで、短い間ですがそれぞれの現地語を勉強しています。

Mwasambilileeni = You are learning

なんとこれがベンバ語では挨拶になるんだそうです。

勉強している人にはこれ。

働いている人には、

Mwabonbeeni = You are working

座ってる人には、

Mwaikaleeni = You are sitting

つまり、今やっていることを描写するのが挨拶になってしまうらしいのです。

何か変な感じ。

日本語で言えば、「やあ勉強していますね」=「こんにちは」。

そして、これらが一般化されて、

Mwashibukeeni = You are waking up =おはよう

Mwabombeeni = You are working = こんにちは(一日中いつでも使える)

Mwaikaleeni = You are sitting = こんにちは(午後のみ※午後は暑くてみんな座っているからそうなったらしい)

Mwatuusheeni = You are resting = こんにちは(午後のみ※午後は暑くてみんな休んでいるから!)

こんな具合に比較的オールラウンドに使えるものがあるらしいです。

発音は子音の後に母音がくる、rvがないなど日本語と似ているから簡単です。そのかわりザンビアンイングリッシュは本当に聞き取りにくい。

ちょっとした会話くらいはベンバ語でできるようになるのかな?

今日から隊員専用の宿泊所ドミトリー(写真)にうつっています。

昼ご飯は近くのマーケットに行って材料を買い、数人で作りました。

今はちょうどドミトリー内で無線LANにつないでネット中です。そんな優雅な土曜の午後です。

首都ルサカ

現地訓練の一ヶ月間は基本的に首都のルサカから外に出てはいけないことになっています。

(先輩隊員訪問や任地訪問を除いて)。

なので、まだ首都しか知りませんが、首都ルサカについて。


首都は大きく分けてタウン(旧市街みたいなところ)と

省官庁が集まるところ(霞ヶ関?)と

金持ちが行くショッピングセンターや住宅(新市街みたいな)ところに

分けられるのではないかと思います。

たった数日ルサカをざっくり見た私なりの勝手な分析ですけど。


タウンはゴミゴミしていてギラギラしていて、スリや強盗も多い地域です。

でも、こういうところの方がバックパッカーの血が騒ぐというか面白いところなんですよね。

たくさんのマーケットや駅やバスターミナルがあります。


霞ヶ関みたいに省官庁が集まるところは静か。

ここはまだ歩いたことがないのであまりわからないのですが。


ショッピングセンターのあるあたりは、たぶん高級住宅街だと思います。

そこにはマンダヒルとアーケーズという2つの大きなショッピングセンターがあります。

ショップライトやスパーといったスーパー、

ゲームというホームセンターみたいなお店と

本屋やインターネットカフェ、ファーストフードなどが

連なっていてイオンみたいなところです。

醤油も売っています。米も売っています。映画館もあります。

たいていのものはここに行けば揃います。

そのかわり値段も日本より気持ち安いくらいで全体的に高級です。


この街中を移動するには、ミニバス(東アフリカで言うマタツ)とタクシーしかありません。

タクシーは日本と同様高いので、ミニバスが庶民の足です。

60円くらいで市内を西から東へ移動できます。

青と白に塗られたボロボロのハイエースにたくさんの人が乗り込んでいきます。


車の数もとても多いです。

多くの車はトヨタ、三菱、たまにベンツや外国製の車が走っています。

なんといってもハイエースが多いのですが、JICAの車や省官庁やNGOの車はランクルが多いです。ヴィッツやイプサムも見かけます。

自分の会社の車が遠くザンビアの街を走っているのは不思議な感じです。


ライオンやシマウマといった動物は?首都にはもちろんいません。

主要な道は舗装されていて、コンクリートの建物がたくさん建っています。

穴ぼこや砂埃だらけの道が多いですが。


ストリートチルドレンはウガンダやカンボジアに比べるとかなり少ないんじゃないかと思います。

なんでか理由はまだわかりません。


主要な道の裏を歩いたり、マーケットを歩いたりするのが好きなので、

数日で肌が黒くなりました。

南半球にあるザンビアは今が一番暑いときです。


そして最後に、相変わらず日本人女性はモテます。


ということで少しは街の様子が伝わったでしょうか。


(写真はシマです)

2010年1月12日火曜日

現地訓練

日本を離れて一週間が経ちました。

もっと長くこっちにいるような気がします。


最初の1ヶ月は現地訓練です。

H21年度3次隊ザンビア隊員の総勢15名で一緒に訓練を受けているところ。

まだ始まったばっかりで、交通安全や防犯のブリーフィング・表敬などをしています。

これからは語学訓練が始まったり、先輩隊員を訪問して活動を一緒にやったり、

自分の配属先へ行って家や病院を見たり、ホームステイをしたりと慌ただしくなっていきます。

一人で移動したり、電話したりと結構な荒行です。しっかりできるかな。


さて、ザンビアの最初の印象を少しだけ。

首都は都会だろう…と思っていたけど、ウガンダより高い建物もなくて、思っていたより都会ではなかったです。

でも、ウガンダより人が良い印象。

歴史的に見てもザンビア人は穏やかな人が多いそうです。

それでも、タウンの方に行けば、スリや強盗があるみたいで注意を喚起されました。

ご飯は今のところハズレなしです。

主食のシマもおいしいいし、それについてくるチキンやシチューの味も最高です。

そのシマ屋さんで「これ食べたことある?」とキャタピラと言われるイモムシを干して炒めたものを出してくれました。

これが香ばしくて美味しかった。

ただ全体的に味が濃くて、油っこいので食生活は気をつけないとな。


初めての週末休みは、マーケットに行ったりミュージアムに行ったり、

次長の家で鍋を食べたりしました。


今週は各事業セクターの説明があります。

そんな感じで今のところ元気にやっています。

2010年1月8日金曜日

I'm fine!

今、JICAオフィスからネット中です。

こっちにきて3日目。
元気にやってます。

また時間のあるときにゆっくり更新します。

2010年1月4日月曜日

明日出発

いよいよ明日出発になりました。

全然実感は湧かないけど、
何とも言いようのない心境です。
漠然とした不安と期待と両方が入り交じって。

とりあえず、行ってきます。

2010年1月1日金曜日

謹賀新年


あけましておめでとうございます。
今年もよろしくお願いします。

2010年、私にとって大きな年。
感謝の気持ちを忘れず、
ザンビアより元気な報告ができるようがんばります。


元旦から荷造りをしました。
ちょっと入りきらず、あきらめた荷物もちらほらと。
それでもパンパンです。
出発まであと4日。

みなさん、2010年良いお年を。