2011年6月16日木曜日

飛び上がるほど嬉しいこと

YMCAとは関係ないけど、Kamatipa YMCAの近くにあるコミュニティースクールにたまに顔を出しています。ミラクルOVCコミュニティースクール。だいぶ前にとあるユースメンバーの紹介で繋がりができました。
OVC=Orphan and Vulnerable Children(孤児や弱者の子ども達)


コミュニティースクールはザンビア特有のものだということを聞いたことがありますが、公立や私立の学校に行けない子ども達のための学校で、授業料が安く、様々な理由で学校に行けない子ども達の最後の受け皿になっています。
いちお公立の学校の授業料はただですが、制服やPTA会費などが高くて行けないとか遠くて通えないという子どもたちが多いのです。


そこミラクルOVCコミュニティスクールの先生がすごくいい人で、手を貸せるなら貸してあげたいと思えるザンビア人。子ども達の扱い方も上手。こっちでは体罰とかパニッシュメントは普通だけど、この先生はそういうことは一度もしたことがない。それでも子ども達は言うことを聞くし、先生と生徒の仲もすごくいい。自分を犠牲にしてこの学校を運営していて、朝から晩まで一人でPreschool〜Grade7まで教えています。本当に教えるのが好きで、子ども達が好きでやっているんだなぁというのが伝わってきます。彼の収入は学校が終った後に家事手伝いや草刈りなどのピースワークをして得るお金。それで毎日の自分の食事をまかなっているそうです。学校の生徒からは月K1,000(20円)のみ徴収していて、両親がいない孤児からはお金をとっていません。授業料はチョークを買ったり、学校として借りている教会への家賃のために使われていますが、足りていないのは予想できます。
コミュニティースクールはどこもスポンサーや外国からの支援などがないところはうまく回っていないと聞きます。


自分にできることは?自分がやってもいいことは?・・・どこまで手を出すかって言うのは難しいところなんですが、少し手伝っていました。
コミュニティースクールに配属になっている他の隊員に聞きながら、スポンサー探しの手伝いを去年くらいからしていました。といっても学校の紹介パンフレットを作ったり、レターを作ったり、一緒にそれをもっていったりとそんな大したことはしていなくって、後半はほとんど彼一人でスポンサー探しをしていました。


そしたら今日ある鉱山会社から、1年分の家賃、ノート、ペン、チョークの援助を頂けるという回答が!
ホント生徒も先生もみんな喜んでた〜!それを見てこっちもすっごくHappyな気持ちになりました。先生なんか、その鉱山会社から来ていた人たちが帰った瞬間に飛び上がって喜んでいて、生徒達と歌を歌って、ダンスして。本当に嬉しかったんだろうな!
私のおかげで支援してくれるところが見つかったよって言ってくれているけど、本当にこれは彼の努力が報われたんだと思います。こういうのを見るのは本当に嬉しい。本当に飛び上がるほど嬉しい。


ちょっとイヤなことが最近あったのだけれど、久しぶりに涙が出るほど嬉しい気持ちになりました。支援してくれるところが見つかったからというよりも、ザンビア人が自分で努力してそれが実になったところを見れたのが本当に嬉しいです。幸せを分けてもらった気分です。

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