2011年12月22日木曜日

うれしかったこと

この間、久しぶり(約1年半ぶりくらい)にジャックリンという名の女の子のストリートチルドレンに再会した。


彼女は私が赴任してきた時期から去年の7月くらいまで、ずっとストリートチルドレンをやっていた子。6、7歳くらいかな。私が一番最初に名前を覚えたストリートチルドレンだった。


当時は、会う度に挨拶をして、まだあまりしゃべれないベンバ語で話してみたりした。
とてもかわいい子で、大人しくって、はにかんでしゃべっていたのを思い出す。
でも、やっぱり言葉も通じないし、こっちはとても関心を示しているんだよっていう風に接してても、どこかしらツンとした態度を示すのは変わらなかった気がする。


それからしばらくジャックリンは路上にあらわれなかった。


そんな彼女と今回久しぶりに路上で再会した。


私を見つけたとたん、走って抱きついてきた。
成長してるし、英語でHow are you?なんて聞いてきてた。


以前は、こんなストレートに自分の感情を外に出す子じゃなかったし、英語で話しかけてくるなんてもってのほか。
彼女の成長に驚くのと同時に、私のことを覚えていてくれたこと、私が彼女のことに関心を持って接してきたんだということが彼女に伝わっていたことが嬉しかった。


ストリートチルドレンは、接するのが確かに難しい。何度も嫌な思いをしたこともある。
でも、少なからず彼女には、私の心が(千の愛のうちの一つが)伝わっていたのかなと思うとすっごく嬉しい。
私が彼女を成長させた訳でも、英語を教えた訳でもないけど、そしてこれからそれができるわけじゃないけど、私の「存在」を覚えていてくれればいいなと思う。知らない日本人がよく声をかけてきてくれたな、関心を持ってくれていたな、ということをこれからも覚えていてくれていればいいなと思う。


結局、そんなことしか残すことはできなかったのかもしれないけど。

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